投票率の低さは、今の日本の教育の「結果」でもあるといえると思う。 本来、教育の成果が現れるのは数十年後。 それなのに、日本では、「今すぐ、効果が得られる」教育が求められている。 そういう価値観で教育をされれば、 「今すぐ、効果が得られない」ものには価値がないと思いこむ人が育つのは当然だ。 で、そういう人たちが選挙に臨むとどうなるか。 1票を投票しても、「どうせ何も変わらない」=「今すぐ、効果が得られない」。だから、「投票しても意味がない」となる。 即効性を求める教育の結果である。 たしかに何も変わらない。 でもそもそも選挙とはそういうものだと思う。 選挙のたびに革命が起こるようでは社会はもたない。 毎回毎回の選挙で、みんなが気付かないくらいの小さな変化が積み重なって、数十年経ってから見ると、「あら、いつの間にかだいぶ変わったのね」というくらいの時間をかけた変化が、社会の変化のしかたとしては