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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/JD-1976 (3)

  • クルーグマンの信念―『さっさと不況を終わらせろ』 - 事務屋稼業

    言わずと知れたポール・クルーグマンの新刊である。 主張はいたってシンプルなものだ。いわく、不況のときに緊縮財政するな。政府は財政赤字なんか気にせずに拡張的な雇用創出政策をやれ。中央銀行はそれを支援しろ――これだけ。 で、この主張を補強するために、金融危機の前史から経緯をふりかえり、アメリカ、ユーロ圏、イギリスなどの現状を概観し、流動性の罠に関する不況の経済学をわかりやすく解説し、清算主義を批判する。とりわけ不況を「道徳劇」として見る発想をくりかえし批判している。 おおよその内容は「道草」で翻訳されているコラムとかぶるものが多いので、ぶっちゃけ新味のある話はない。しかし、こうしてまとまったかたちで読めるのはよいことだろう。とくに私のような紙のフェチには、じつにじつにありがたい。 どうでもいいことだけれども、一部で議論を呼びそうだなと思ったのは、次のくだり(p.143)。 フリードマンの取っ

    showgotch
    showgotch 2012/07/22
  • 最近読んだ本 - 事務屋稼業

    『訳者解説』 山形浩生さんの新著。これまでに訳したの訳者解説のなかからピックアップして、テーマ別に収録したものだ。いづれもジャンル分けが難しいばかりで、さながら「山形浩生訳」とでもいうべき一ジャンルを形成してしまっているかのよう。でも、読み手がそれぞれの嗜好に応じて各自の一ジャンルを築くというのは、「新教養主義」っぽくもあるような。いやちがうか。 全編を通読して抱くのは、人間というのはなんとまあ、おバカでかしこくていいかげんで合理的な存在なんだろう、という感嘆の念である。また、さまざまな学問分野(ジャンル)を越境しながら自由自在に思考を展開する、野蛮な知性のおもしろさである。 書を読み終えた私は、とりあえず『NUMB3RS』のDVDを借りに走った。普段、海外ドラマというかテレビドラマ全般をあまりみないタチなのだが、なかなかおもしろい。主役兄弟の父親が不動産ブームのさなかに自宅を売却し

    最近読んだ本 - 事務屋稼業
  • 号外号外! - 事務屋稼業

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    showgotch 2009/11/03
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