メゾンエルメス(中央区銀座5、TEL 03-3569-3300)は4月18日から、10階のプライベートシネマ「ル・ステュディオ」でフランス映画「La Collectionneuse コレクションする女」を上映する。 同作品は、ジャン=リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーなどを筆頭に1950年代後半から始まった仏映画運動ヌーヴェル・ヴァーグの巨匠の一人、エリック・ロメール監督が1967年に制作。限られた予算と撮影材料のなか、南仏の豊かな色彩の中で戯れる男女の物語を描いた。「まさに従来の映画の文法からの大胆かつ美しき逃避」とうたわれた同運動の幕開けとともに上映され、同監督の名を世に知らしめた作品。ベルリン国際映画祭では銀熊賞を受賞するなど評価も高い。 ストーリーは画廊のオープンを間近に控えたアドリアンがロンドンに出張するモデルの恋人ミジャヌーの誘いを断り、久々の休暇と骨董(こっとう)収