関数の引数(ひきすう)は、関数名の後ろの()の中に記載した変数や値のことで、引数により、関数内部にデータを渡すことができます。しかし、関数の内部でこの値を変更したときに、関数の外部にはどの様な影響があるのでしょうか。実は、それは、引数によるデータの受け渡しが「参照渡し」であることから簡単に理解できるのです。 では、早速、どのような影響が生じるのか試してみましょう。コード01では、関数test1()に引き渡された実引数x1, x2, x3はそれぞれ、[2], [2], 2です。それに対して、関数内での変数の値の変更により、関数の外で[5], [2], 2となります。つまり、関数の外に影響を与える場合と、影響を与えない場合があることがわかります。おそろしや、おそろしや~。 #コード01 def test1(x1, x2, x3): x1[0] = 5 #要素の変更 → 関数の外の値も連動する。