富士通は、業務プロセスの分析・改善提案とICTシステムの構築における要件定義手法を「Tri-shaping」として体系化し、発表した。4月からは、同社が手掛ける売上3億円以上のプロジェクトには原則適用するほか、2011年度上期より、富士通グループ向けに研修を実施する。また、2011年度下期からは、顧客向けに有償の研修サービスとして提供する予定。 今後の展開 富士通 システム生産技術本部 本部長 柴田徹氏 富士通 システム生産技術本部 本部長 柴田徹氏は、「お客様には、経営視点で業務プロセスを変えられる人がいない、業務視点でICTシステムを変えられる人がいないという問題がある。そこで弊社は、人に頼らないシステムによって改革力を上げるため、本製品をリリースした」と、今回、要件定義を体系化した背景を語った。 同社では2007年から上流工程の品質向上や形式品質の向上に、2009年からは内容品質の向