トヨタ自動車が2009年度にも立ち乗り型の電動二輪車「ウィングレット」の販売に乗り出すことが25日、分かった。当面は企業向けに販売する計画で、第1弾として中部国際空港会社(愛知県常滑市)に十数台を納入する。当面、厳しい経営環境が続くと予想されることから、自動車に続く新たなモビリティー(乗り物)と位置付けるウィングレットを早期に立ち上げることを決めた。 トヨタは中部空港など大規模施設を中心に、ウィングレットを先行販売する。購入企業に操作性などを評価してもらうことでさらなる改良を進め、本格的な量産化につなげるのが狙い。 中部空港では、トヨタの要請を受け、今秋からウィングレットを導入し、実用化への実証実験を行っている。今回の一括購入によって「ターミナル内での障害者の移動、案内スタッフによる使用などを考えている」(中部空港会社幹部)という。 ウィングレットは、昨年春にソニーから譲渡を受けたロ