アドレスバーに表示されるURLを確認することはフィッシング詐欺対策として有効である。しかし、万全な対策というわけではない。アドレスバーが偽装されている可能性があるからだ。アドレスバーの偽装には二通りある。ひとつは、ブラウザのセキュリティホールを利用したもの。もうひとつは、JavaScriptなどを使って偽装する方法だ。デンマークSecuniaのWebサイトには、下表のようにアドレスバーの偽装を可能にするセキュリティホールが複数公開されている。パッチをあてるなどセキュリティホールへの対処をしていないブラウザを使用している場合、アドレスバーに表示されるURLは信用できないものとなる。 対象ソフトウェア 公開日 管理番号 URL IE 2004-08-16 SA12304 http://secunia.com/advisories/12304/ Mozilla, Firefox 2004-07-