人物を被写体として撮影した「ポートレート」は、取材記事や広告など多くの案件で必要とされる頻度の高い写真素材ですが、スケジュールやロケーションによっては、撮影のために十分な時間やスペースが取れないこともあります。そうした場合に、現場のフォトグラファーはどのように対応しているのでしょうか。 コマーシャル・フォト2021年1月号の特集「撮影時間は10分間!ポートレイト撮影術」では、時間と場所を限定したシチュエーションで、フォトグラファーが取った対応策を紹介しています。 本記事では、HIRO KIMURAさんの対応例を抜粋して紹介します。 撮影条件 撮影場所は、玄光社の会議室 撮影時間は10分間 被写体は、コマーシャル・フォト編集長 妖艶さとクリエイティブがポイント。骨格も美しく見せるライティングにしました 美しく撮ることが大前提ですが、編集長のイメージが“妖艶さとクリエイティブ”だったので、そこ