2日目のWHITE STAGEに登場したKEMURIの伊藤ふみおの言葉を借りれば、「やっぱりフジロックはスペシャル」という感想でいっぱいになるような2015年度のフジロック体験だった。フジロックならではのダイナミックな名演が次々と目の前に広がる、夢のような瞬間の連続。晴れ渡った空の下で音楽を思い切り楽しむという本能レベルの爽快感。そして、ありとあらゆるジャンルの音楽が共存する音楽フェスとしての懐の深さ。だからいまだに、その素晴らしさの代償としてフジロスを引きずる人々が続出するわけなのだが……。とにかく今回BARKSでは、2日目&3日目のレポートをお届けしながら、邦楽アーティストの増加やオレンジ・コートの廃止という変化もあった19回目のフジロックについて、じっくりと紐解いていきたい。 ◆<FUJI ROCK FESTIVAL’15>画像 7月25日土曜日、越後湯沢駅から路線バスで40分くらい