印刷 早稲田大は1日、1年を春夏秋冬の4学期に分ける「クオーター制」を、2013年4月から一部の授業で導入すると明らかにした。各学期(休業期間を除き約2カ月)ごとに授業を完結させる。海外からの学生の受け入れが年4回可能となり、留学生の増加につながると期待する。東京大が本格検討する秋入学への全面移行は実施せず、春入学を維持する。 早大は現在、半期(約4カ月)ごとに完結する「セメスター制」。米国に多いクオーター制を導入すれば、留学生の受け入れだけでなく、日本人学生も短期留学しやすくなる、とみている。導入する学部や大学院の授業については検討中で、順次増やす方針だ。 早大は、東大が秋入学全面移行をめざして4月に発足させる協議会に参加する。その場ではクオーター制導入を説明する予定だ。