20日午後5時頃、大阪府豊中市長興寺南の国道で、軽自動車を運転していた大阪市内の男性(24)が、たばこを吸おうとライターの火をつけたところ、全身に火が回り、重傷を負った。 助手席の男性(24)も顔や左手に軽いやけど。2人は、暑さを和らげるため、車内で冷却スプレーを全身に吹き付けていたといい、府警豊中署は、スプレーに含まれている可燃性ガスに引火したとみて調べている。 冷却スプレーによる同種事故では、2006年7月、埼玉県立高校の男子生徒5人が室内でスプレーを全身に噴射し、ライターで火をつけた直後に爆発し重傷。昨年7月には大阪府河内長野市の路上で、男性が自動車内でスプレーを使用後、たばこに火をつけて引火、顔にやけどを負った。 独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)は「冷却スプレーには可燃性ガスが含まれ、引火の恐れがあるので、使用後はライターなどを点火しないでください」と注意を呼び