2010年6月30日、大井競馬場。帝王賞。 冴えない時間を一緒に過ごしたやつが友だちだと思う。俺にとって大井競馬場というのはいちばん冴えないころ、いちばんよく過ごした場所だった。「よく」というのは回数の意味ではない。魂の居場所としての話だ。 なにかの間違いかと思った。今日のことだ。まったく、大井競馬場がわからなくなっていた。 いや、なにも今日はじめて知ったわけではない。閉鎖された券売機、移動した売店、新しくできた建物、つねに変わろうとしているのが大井だ。 そして、俺は大井のそういうところが好きだ。「なにが地方競馬だ、府中や中山に比べたら、ここは都会競馬じゃねえか」というような気概だ。トーキョー・シティ・ケイバのアーバン・ナイト・レース。古くからの競馬ファンは嫌うだろう。俺も好みではない。しかし、それでもなおかつ公営大井の雰囲気がある。それがよかった。 量的変化から質的変化とでもいうのかどう
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