10年11月発表の四半期決算では前年同期比216%増の270億円を売り上げ、営業利益136億円を叩き出したDeNA。 利益率50%にも上る驚異的な高収益体質を支えているのは、同社が運営するSNS事業「モバゲータウン」だ。 そしてその屋台骨こそ人気の携帯ゲーム『怪盗ロワイヤル』である。 だが、連日洪水のように流れる「怪盗CM」を見るたび、大西邦彦氏(仮名・42歳)は怒りを隠さない。「他人のものは俺のもの」を座右の銘に、16歳から渡世に励む現役組長の大西氏だが、09年10月の『怪盗ロワイヤル』スタート時から参戦し、あれよあれよと40万円をつぎ込んだという。 「もちろん最初は暇つぶし。だけど、苦労して集めてあと1コってところで根こそぎ盗まれたんだ。盗んだヤツには本気で殺意を覚えて、『この泥棒野郎!』って大人げないメールを送ったよ。あのときのショックは俺の26年間のヤクザ人生の中でも3本の指に入る
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