20日のセミナーから、E-Bookのフォーマットについての考え方を粗削りながら理論化するきっかけが掴めたようだ。E-Bookは単独/グループ/システムという3つの形態(あるいは階層)で成立する。多種多様なフォーマットは、それぞれのレベルで、要素となる情報の形式と操作方法を規定している。ブックビジネスは、それぞれのレベルでコンテンツの価値を最大化するコンテクストを発見するか、コンテンツを再構成する創造的な方法を開発しなければ、流通プラットフォームに支配される弱い生産者となるしかない。 フォーマットの三階層 E-Bookをどのようなものと考えるかで、フォーマット問題はまるで違って見えてくる。多くの辞書は「印刷された本の電子版」としている。これは「馬なし馬車」思考の典型で、「本はアプリケーションだ」という新思考の前に陳腐化され始めている。「動力自転車=オートバイ」と「自動車」の間にはまだ大きな距
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