2011年 8月 1日 掲載 「AWK なんて化石だ」 Perl を使っていたころはそう思っていた. が,データを解析する分には,AWK で十分どころか, Perl なんかを使うよりずっと楽だということがわかり, 今では毎日 AWK のお世話になっている. そんな AWK でいかに処理が簡単に書けるかを,この連載では紹介していこうと思う. このような趣旨で書いていくので,掲載するスクリプトは簡単なものばかりになる. あらかじめご承知おき願いたい. 今回は,超基本的な統計量を求めるスクリプトを紹介する. まずは,サンプルデータの用意である. もちろん AWK で作る. $ awk 'BEGIN{for(i = 0; i < 100; i++) print rand()}' > data.txt これで,100個の乱数列が書き込まれたファイル data.txt ができたはずである. $ wc