琵琶湖博物館(滋賀県草津市)は5日、琵琶湖で繊毛虫類のツリガネムシの新種を発見したと発表した。約0・07ミリの個体が集まり花びらのような群体をつくるのが特徴。 大型の増殖細胞をもち、柄がらせん状に収縮することや、30~50個の細胞が花びら状に集まる-などの特徴から新種と断定された。 関連記事被害者の顔、復元図公開、琵琶湖の切断…新種の甲殻類 南大東島で確認記事本文の続き 同博物館の楠岡泰主任学芸員が、平成18年8月に滋賀県草津市の烏丸半島の湖岸で採取した水草から発見した。 中国・烟台大学海洋学院の季道徳博士と共同調査を行い、新種であることが確定。バラの花型(ロゼット)に似た形状から、「アポカルケシウム・ロゼッタム」と命名した。 ツリガネムシ類はヨシや水草に付着し、植物プランクトンや最近を食べることから、水の浄化に寄与しているとされる。 楠岡学芸員は「美しいだけでなく、小さいながらも