3月30日、巨大地震と大津波で被災した福島原発から深刻な放射能汚染が広がっている。「想定外だった」と政府・東電が繰り返す未曽有の大惨事となった。写真は28日、福島県で放射線量の検査を受ける女性(2011年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 30日 ロイター] 巨大地震と大津波で被災した東京電力9501.T・福島第1原子力発電所から深刻な放射能汚染が広がっている。「想定外だった」と政府・東電が繰り返す未曽有の大惨事。 ロイターが入手した資料によると、事故の直接の原因となった大津波の可能性について、実は東電内部で数年前に調査が行われていた。なぜ福島原発は制御不能の状態に陥ったのか。その背後には、最悪のシナリオを避け、「安全神話」を演出してきた政府と電力会社の姿が浮かび上がってくる。 底知れない広がりを見せる福島第1原発からの放射能汚染。敷地内で原子炉から外部に漏れたと思われるプ
◇それぞれの支援 ◇3号機に放水、大師のお守りを胸に 東京電力福島第1原発へ派遣され、放水作業に当たった川崎市消防局の緊急消防援助隊の冨岡隆総括部隊長(59)ら4人が市役所で記者会見した。放水車の近くで放射性物質に汚染されたがれきが確認されたが、大きなトラブルもなく任務を終え、冨岡隊長は「隊員たちは冷静だった」と振り返った。【川端智子】 任務は同原発3号機への放水。25日午後、隊員16人が参加し、東京消防庁が既に設置していた放水車を使い地上22メートルから水をかけた。 隊員に緊張が走ったのは、作業直前の25日午前。放水車から南へ約20メートルのがれきから、毎時約1000ミリシーベルトもの放射線量が検出されたことが東京電力から報告された。前日には電源復旧作業中だった作業員が被ばくしたばかりだった。 「放射能は線量計で計れば、安全な範囲が分かる。決して『見えない』ものではない。細心の注意を払っ
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