鉾田市沿岸でサメ2匹が確認されたことを受け、県内の複数の海水浴場では、5日に続き6日も遊泳禁止措置が取られた。海水浴場の海の家や土産物店では「一番のかき入れ時」に観光客が激減。県警は6日も同市沿岸でサメを確認しており、遊泳禁止が長期化すれば、周辺市町の観光への影響は広がりそうだ。(桐原正道) 【写真】鉾田市沖で5日に確認されたサメ 6日に遊泳禁止となった海水浴場は、2カ所増え、ひたちなか市から神栖市にかけての5市町9カ所に上った。 例年、県外からも大勢の観光客が訪れる大洗サンビーチ(大洗町港中央)には、6日朝から遊泳禁止の赤い旗が立てられた。広大な砂浜に並んでいたのは、人のいないパラソル。ライフセイバーは波打ち際を巡回し、遊泳禁止を知らずに訪れた海水浴客に「サメの目撃があったため海に入らないでください」と呼びかけていた。 東京都板橋区から家族と泊まりがけで海水浴に訪れた中学3年の広田