深く・正しく「理解」した上で、自社の商品・サービスを選び取ってほしい―マーケターなら、当然そう願うもの。しかし、人間にとって「理解」するのは非常に労力を要し、できれば避けたいとすら思うものです。逆境の中、ターゲットの「理解」をどう得るか。脳科学の見地からヒントを探ります。 脳科学者、医学博士 中野信子氏 東京大学工学部卒業後、2004年東京大学大学院医学系研究科医科学専攻修士課程修了。2008年東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。2008~2010年まで、フランス原子力庁サクレー研究所で研究員として勤務。「情報プレゼンターとくダネ!」をはじめとし、テレビ番組のコメンテーターとしても活動中。フジテレビ「平成教育委員会2013!!ニッポンの頭脳決定戦SP」で優勝、「日本一優秀な頭脳の持ち主」の称号を得る。著書に『世界で通用する人がいつもやっていること』(アスコム)、『脳科学か