とある事件によって、15年前を彷彿とさせるオタクバッシングがまた始まった。しかし、今回は少し15年前とは様相が違う。15年前はオタク文化が何でもかんでも排斥されたのに対して、今回はオタク文化の理解がある程度進んでいることだ。(バッシングを受ける人にとっては残念なことに)今回のエロゲーバッシングは正当なものに私は思える。つまり、排斥されてもしかたがないと思うのだ。 ただし、一つ注意しなければならないのは、この問題は2つに分離できることだ。つまり、「エロゲーは悪か」という問題と、「悪(と決めたもの)を勝手に排斥していいか」という問題の2つである。私は前者に対してはYes、後者に対してはNoと答える。つまり、むやみなバッシング自体には反対だが、「エロゲーは悪くない」という意見にも反対する。 特にバッシングされる側が、この問題の根をわかっていないように思える。この問題を冷静に考えてみてほしい。何を