頭上でねこの声がひびく。 「な、何やってるのー!」 「何って、オナニーしながらソフトクリームを食ってるんだが……」 おれは布団の上に寝ころび、ソフトクリームを食べながら自慰行為をしていた。仰向けになって、左手にもったソフトクリームをぱくつきながら、右手でそそりたった局部をしごく。 寝ながらソフトクリームを食べるのはなかなか難儀で、溶けたクリームが胸にぼたぼたたれてきていたが、気にはしなかった。射精したら一緒に拭けばいいだけだ。 「だが、って……」 「なんだね?」 ねこは言葉に詰まった。どうやらおれの自慰スタイルに絶句しているらしい。 おれは右手と左手の役割を交代させ、おもむろに溶けたクリームをローション代わりに先端になすりつけてみせた。 「ひっ」 ねこが引きつるような声をあげて、一歩後ずさった。 彼女はしばらく硬直していたが、どうにか気をとりなおした様子で言った。 「……ダ、ダイエットする