ある曇った休日のことです。 天気が悪い休みの日は、思いつきで高速に乗って、 遠くの土地のショッピングモールでプラプラ過ごすのが 最近のトレンドになっているのですが、 そんなショッピングモールの本屋に立ち寄った時のこと。 新書のコーナーで『まんが哲学入門』という本が目に留まりました。 哲学には東大生の時から酷い目にあっていたので、 「ああん?どうせ脳ミソを肥大化させる内容しか書いてないんだろう」 「哲学なんていつもそうだ!言葉遊びばかりで実生活で役に立った例がない」 と、普段ならスルーするところなのですが、 なぜか手にとって中身をざっと眺めてみると、 予想以上に面白く、その場で固まってしまいました。 内容は「時間」「存在」「私」「生命」の4つについてで、 東大文学部卒業して大阪の方で教授をやっている著者の森岡正博氏が、 直々に絵(まんが)を描いて持論を展開されています。 某「哲学入門」本みた