VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか? 10年前のあの日以来、毎年6月が来ると胸が苦しくなります。あの日とは、2009年6月13日のこと。プロレスラーの三沢光晴選手がリング上の事故で命を落とした日です。三沢さんのこと、事故のことなどは七回忌のときに制作した『2009年6月13日からの三沢光晴』(著・長谷川晶一/主婦の友社)という本に記されているので割愛しますが、あれから10年となる今、改めて三沢さんとの思い出を書いてみたいと思います。 まず、プロレスをまったく知らない読者の方のために簡単に略歴を説明しておくと、三沢光晴さんはジャイアント馬場さん率いる全日本プロレスで81年にデビュー。メキシコ遠征を経て2代目タイガーマスクに変身。その後、90年にマスクを脱いで素顔の三沢光晴に戻ると、ジャンボ鶴田、スタン・ハンセンら大型トップ選手との闘いで飛躍し、川田