もうあちこちで、それも数年前からさんざん言われている事実なのだが、 鳩山さんも驚いているようだから、ちょっとだけフォローしておこう。 厚労省が発表した相対的貧困率なる数値には、なんの意味も無い。 年金や資産のみで生活する人間と、現役世代以上に稼ぐ自営業の混在する高齢者が 増えれば、こういった相対的な数値では格差拡大と出てしまう。 さらに日本の場合、年功賃金による人為的な歪みも存在する。 他国同様に存在する現実の格差に、若者と50代の賃金格差が上乗せされるわけだ。 ちなみに絶対的な貧困率はどのくらいかといえば、全然マシな方である。 僕が言っているのは、日本の労働市場には理不尽な格差が存在し、それが長期的には 日本の活力を削いでいるという話だ。 なので、個人的には現状の貧困のみをアピールする方々とは距離を置いている。 別に「言うな」とは言わないけれど、それのみを主張しても、問題の解決には なら