<br /> 筆者は、2002年に退職するまでの約16年間を国立名古屋病院の皮膚科常勤医として過ごしました。 退職するまでの数年間を、主としてアトピー性皮膚炎の脱ステロイド診療に明け暮れましたが、体調をくずして休養ののち、現在は美容外科(自由診療)で開業しています。<br /> 現在、アトピー性皮膚炎や脱ステロイドの患者を診ることはありませんが、開業して6年たち、体調も回復したので、昔読んだ文献を再読し、あるいは、新しいものを探して、感想を記していこうかと思っています。<br /> 本業の合間に、ぼちぼちと更新していく予定です。<br /> この領域は、皮膚科にとって、いわばタブーのような扱いとなっており、封印されたような状態にありますが、皮膚科が真に臨床科であるならば、いつか必ず皮膚科医自身の手によって、解明され解決されていくものと信じます。<br /> その過程、あるいは、きざし