その二つの街を抑えて、「住みづらい街」の神奈川県内でトップ、それどころか首都圏トップの不名誉に輝いてしまったのが武蔵小杉だ。 近年、急速に開発が進み、高級タワーマンションが乱立した武蔵小杉は、「改札にたどり着くまでに数十分かかる」という通勤ラッシュの過酷さが話題になっている。 それでも、駅周辺の商業施設や、ヘルスケア施設の充実度の高さから、「住みたい街ランキング2018関東」では6位。依然として人気の高さを誇っている。 武蔵小杉の災害リスク だが、武蔵小杉は若いファミリー層を呼び込むことを主眼にして開発されている。若者向けのショッピングモールができる一方、昔ながらの飲食店や雑貨店などは淘汰されつつある。年輩者が行きつけの店で、ひとり杯を傾けるという楽しみ方は難しい。 さらに、ニコタマと同様、多摩川沿いに位置する街であるため、災害時のリスクも指摘される。 「先の西日本豪雨のようなことが東京で