我々人間の皮膚、筋肉、内臓はタンパク質を材料としてできています。 タンパク質と一言で言っても、その種類は非常に多く、ヒトの遺伝子が作り出すタンパク質は約2万種類であるとされています。1990年代以降のゲノム解析の急速な発展は、タンパク質の種類の数を知るだけでなく、どのような働きをしているのか、病気への対処をどのようにすれば良いのかを教えてくれるようになってきており、今後は個々人の遺伝子に合わせた治療法も確立していくかもしれません。 もはや、タンパク質が我々の健康維持にとって重要な栄養素であり、身体の構成成分であることは疑いようがなく、日本人は米を食べなければ健康に生きていけないという言説が迷信であることもわかっています。 ヒトタンパク質の特徴 タンパク質の網羅的解析により、ヒトタンパク質の特徴が解明されています。 農学博士の平野久さんの著書「タンパク質とからだ」では、様々な科学的手法により
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