ごく手短に。別にこれが問題だと思うわけじゃないんだが、「そのスジ」の方々がこういうときだけ黙殺するのはバランスとしてどうかと思うので、あえてとりあげておく。 「犬のあだ討ち「子連れ狼に着想」、小泉容疑者が供述」(2009年3月23日 読売新聞) 動機については、処分された飼い犬の「あだ討ち」と終始一貫し、妻を殺害した男らに復讐(ふくしゅう)する時代劇ドラマ「子連れ狼(おおかみ)」に影響を受けたとも説明しているという。 うむ。報道を信じれば、本人が語っているわけで、自称専門家の皆さんが勝手に推測してる「他のケース」と比べて信憑性が低いということはなかろう。1件例があるということは他にも例があると考えるのが適切。考えてみれば、時代劇では、殺人、傷害、収賄に名誉毀損、その他あらゆる種類の犯罪が描かれ(大量殺人の描写だって頻繁にあるぞ)、違法な自力救済や私的制裁だってむしろ賞賛されている。そのうえ
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