クラブ創立100周年記念の一環として行われたバルセロナ戦、新加入の伊野波雅彦はボランチとセンターバックで、いずれもまずまずのパフォーマンスを披露した。新監督クラシミール・バラコフのプラン、そして現地メディアの伊野波に対する評価はいかなるものなのか。クロアチアサッカーに精通する長束恭行氏が伊野波の“今”を記してくれた。 バルセロナ戦でも持ち前のポリバレントな能力を発揮した伊野波 [写真]=Bruno Karadza ハイドゥク・スプリト創立100周年を祝う一大イベントとして、「バルセロナ招待」のアイデアが浮上したのは今から2年前。史上最強のメガクラブとの交渉は幾度か暗礁に乗り上げたが、7月23日、ようやく実現にこぎつけた。クロアチア人はフェスタ(お祭り)好きな国民。ハイドゥクを新たに率いるブルガリア人監督バラコフは、このフェスタの中で新たなテストを行った。伊野波のボランチ起用だ。 19日