去年2月、札幌市の中心部で飲食店の看板の部品が落下し、歩道を歩いていた20代の女性に当たって、この女性が意識不明となっている事故で、警察は飲食店の副店長が落下の危険性を認識しながら通行人に知らせるなどの安全対策を怠ったとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。 警察によりますと、現場では事故の2時間余り前に、別の部品が落下しているのを通行人が見つけ、店側に知らせていたということです。警察は、店の44歳の副店長が落下の危険性を認識しながら歩道にいる人に注意を呼びかけるなどの安全対策を怠ったことが事故につながったとして、18日、業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。 「札幌かに本家」の代理人の弁護士は「副店長は最初に落下した部品が看板のものだとは気付かなかった。事故は看板の設置工事がずさんだったことが原因で副店長に過失はない」としています。