おととし、南陽市で、知人の自宅の敷地内にあった除雪機などを燃やしたとして放火の罪に問われていた男性に対し、山形地方裁判所は12日までに無罪を言い渡しました。 無罪判決を言い渡されたのは、南陽市に住む64歳の男性です。 起訴状によりますと、男性は、おととし10月、知人の女性の自宅の敷地内で、除雪機を覆っていたシートに灯油をかけて火をつけ、除雪機や住宅の一部を燃やしたとして放火の罪に問われていました。 代理人の弁護士によりますと、弁護側は、裁判で男性が灯油をまいて火がついたティッシュを投げ入れたことは認めましたが、除雪機などが燃えているのが見つかったのは男性が現場で目撃されてからおよそ1時間後だったことから、「火事との因果関係が証明されていない」と主張してきました。 一方、検察は懲役3年を求刑しましたが、今月9日、山形地方裁判所の兒島光夫裁判長は男性に無罪を言い渡しました。 山形地方検察庁は「