基礎医学・臨床医学・社会医学などすべての医学関連科目が出題範囲である。また、科目ごとの試験ではなく、すべての科目を取り混ぜた総合問題形式である。それぞれの専門分野から選出された医師国家試験委員によって、考案され、出題される。個々の問題の難易よりも、出題範囲の広さから、世界的に見ても難度の高い試験となっている。 4年に1度「医師国家試験出題基準」が出され、そこに挙がっている項目、疾患、症候等を基本として出題される。近年の全体の合格率は8割強。 医師国家試験 1. 学校教育法に基づく大学において、医学の正規の課程を修めて卒業した者。 2. 医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後1 年以上の診療及び公衆衛生に関する実地修練を経た者。 3. 外国の医学校を卒業し、又は外国で医師免許を得た者であって、厚生労働大臣が(1)又は(2)に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ、適当と認定した