あけましておめでとうございます。 本年度もレスター伯の躁鬱をよろしくお願いします。 年始はゆっくりしようと思っていたのですが、 コミケで購入したSomething Orange(id:kaien)の 『BREAK/THROUGH たとえあなたがエヴァに乗らなくても』 の熱にすっかり当てられてしまったので、 僕の中で想い熟している間に紹介したいと思います。 1.「評論小説」であること 本の構成に関しては、上記のリンクからたどってほしいのですが、 『BREAK/THROUGH』は目次にある作品を中心に論じた評論集です。 しかし、ただの評論集ではありません。 入江―いさぎよくてとても良かった。途中までは「小説にみせかけた書評なのかな?」とか「小説に見せかけた書評に見せかけた小説なのかな?」とかいろいろ疑いましたが。結局は「小説」でしたね。 (127頁、「欠席座談会(嘘)―『BREAK/THROU