5年以上ぶりに ARToolKit を使ったのでせっかくなので記事を書きます。 学生の頃に工学ナビというサイトで頑張って勉強したのが懐かしい思い出です。 概要 AR とそれを取り扱うための ARToolKit の説明と、物体を認識する方式である NFT をざっくり説明します。 AR とは日本語で拡張現実と言われる技術で wikipedia では以下のように説明されています。 拡張現実(かくちょうげんじつ、英: Augmented Reality、AR)とは、人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉。 拡張現実 などで画像検索するとイメージが掴めると思います。 今回紹介する ARToolKit はその AR 技術を自分のプログラムに組み込むためのライブラリです。 NFT とは自然特徴点を使って物体を表示する位置を認識す
ARToolKitの基本的な導入ですが、工学ナビさんのARToolKitを使った拡張現実感プログラミングがとても洗練されているので、ここであえて説明はしません。 工学ナビさんとはちょっと違った視点での入門講座を書きたいと思います。 ARToolKitの処理の流れ まず、ARToolKitの基本的な流れについて説明します。 かなり大きく分けるとこんな感じです。 まず、画像をWEBカメラなどのビデオデバイスから取ってきます。 これに、マーカ処理(検出、認識、位置・姿勢計算など)を行います。 このマーカ処理によって得られたデータから3Dモデルを描画します。 この中で重要なのはマーカの処理です。 ARToolKit Frameworkを見るとわかるのですが、ARToolKitはモジュール設計(プログラムの機能ごとに部品みたいに分かれている設計)になっています。 ARToolKit標準のやり方でいけ
最近、ARToolKit Marker Generator Onlineと言うコンテンツが 結構世界中で愛用されているようないないような、かすかな手応えを得ている訳だが、 俺がつけた新機能である、 マーカ枠サイズ変更機能 分割数変更機能 について、原理を含めて細かく解説していきたいと思う。 つまり、 ARToolKit用のマーカの枠の役割は? 分割数って何? について解説する。 枠の部分に関してはFLARToolKit依存の部分もあるが、 基本的には全てのARToolKit派生ライブラリに適用できる話なので、 参考になればうれしい。 そして、間違っている部分に関しては指摘をいただきたい。 が、その前にまず用語の整理を行おう。 マーカは、枠と中の絵で出来ている。 この解説では、中の絵の事を「マーカ本体」、 枠とマーカ本体を合わせて「マーカ全体」と呼ぶ。 あと、英語ブログで売れていた、AR関連
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