先日、シマウマ書房へ行った。棚に並んだ本の背表紙を目で追っていると、赤い色が一際目立っていた本があり思わず手に取った。ぱらぱらめくって読んでみたら、ぐいぐいっと私の心を掴まれたので迷わず購入した。 その本がこちら。 『こどものころにみた空は』 工藤直子/詩・松本大洋/絵 工藤直子さんの詩。息子である松本大洋さんの挿絵。どちらも素敵だ。 ひとはみな みえないポケットに こどものころに みた 空の ひとひらを ハンカチのように おりたたんで 入れているんじゃなかろうか 〜〜〜 「こどものじかん」というのは 「人間」の時間を はるかに 超えて ひろがっているようにおもう 生まれるまえからあって 死んだあとまで つづいているようにおもう こどもの頃にどこかで見たような懐かしい風景が詩という形態でいくつも収められている。読むと顔がほころび、気持ちが休まるようなあたたかい風が吹いてくる。添えられた挿絵
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