6年間同居している同じ年齢の同性パートナーがいると自己紹介したあと、こう書きます。 付き合い当初のカップルって、たいていの人がそんなもんだと思いますが、そのころはただそのパートナーとの一対一の関係性しか見えず、一緒にいて楽しければそれで満足していました。アパートを借りて同棲を始め、平日の昼間は私も彼も普通のサラリーマン、夜は一緒に過ごして、週末は一緒に飲み屋行ったり旅行したり。 お互いの間の関係性を深めることで満足していた私たちは、周囲のゲイとの交友関係性はあったものの、その外にある社会へ積極的に関係性を持つことなく過ごしていました。もちろん会社やお互いの家族へのカミングアウトもありませんでしたが、それはそれで、楽しく過ごしていました。 しかし、そんななか私の勤める会社の人事異動で、2009年から3年間の海外赴任(アメリカ)の内示がありました。これが、同性愛者の存在をまったく認めていないと