富士通は31日、ノートパソコンに付属するバッテリー(電池)パックが発火する恐れがあると発表した。対象は平成22~28年に販売を始めた機種のほぼ全てで、約1712万台に上る。米マイクロソフト社を通じ、発火を防ぐソフトウエアを11月上旬から自動配信する予定で、利用者に更新を呼び掛けている。 過去にパックを交換・回収した製品以外にも発火の恐れがあると分かり、対応を拡大した。これまでに45件の発火が確認されたが、けがなどの人的被害は出ていないと説明している。バッテリーへの異物混入や過度な充電による電圧の上昇などが原因とみられる。 対象は「LIFEBOOK」、「FMV-BIBLO」、「FUTRO」、「CELSIUS」、「STYLISTIC」の5ブランド。全580機種に上り、富士通のホームページ内で確認できる。 個人の問い合わせは通話無料の専用窓口、電話(0120)207481。休日を除く午前9時~午