こんな悠長なものを書いているときではないようだ。震災の被害は甚大だが、それを上回る被害を起こしそうな東京電力福島第1原発が重大事態を迎えている。 17日(2011年3月)、陸上自衛隊のヘリコプターから水を投下することについて、北沢防衛相は「今日が限界だと判断し決心した」と明言した。大震災から1週間、何も手を打たなかったとはいわないが、日本の歴史上かつてない深刻な原発危機を招いた責任を、菅首相や東京電力側はどう考えているのか。 テレビは津波で家が流される映像ばかり繰り返し、被災地の現状は報じてきたが、その裏で進行しているさらに深刻な事実を見えにくくさせ、菅首相や枝野官房長官のまやかし会見を垂れ流してきた。 新聞もほとんどが政府公報に成り下がり、原発問題については突っこみ不足で、読んでいても欲求不満が募るばかりだった。 悲惨な現実を見せない伝えないTVジャーナリズム こういうときこそ週刊誌の出
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