いじめを受けていた大津市立中2年の男子生徒が自殺した問題を巡り、同市の越直美市長が読売新聞のインタビューに応じた。 「学校で何があったのか、なぜ不十分な調査になったのかを明らかにしたい」と述べ、市が設ける外部委員会での真相解明に意欲を見せた。 この問題では、全校アンケート結果の大半を市教委が公表していなかったことが、今月4日に発覚。越市長は「非公表のものがあるとの報告を市教委から受けておらず、報道で知った」と弁明した。 越市長は、自身も小学校と高校でいじめに遭ったことを明かしている。市教委から、まとめ資料ではなく、詳細なアンケート回答を取り寄せて読んだ。男子生徒が同級生から受けた被害がいくつも記されており、「いじめが自殺の原因だと確信した」という。 一方、市教委は男子生徒の自殺後、「全校アンケートは不確かな情報が多く、いじめとの因果関係は断定できない」と主張していた。 越市長は「市教委の説
大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が昨年10月に自殺した問題で、男子生徒と同じクラスだった中学3年の女子生徒(15)が19日、朝日新聞の取材に応じ、いじめたとされる同級生の1人が「1万円を持ってこい」と教室で男子生徒に要求しているところを目撃した、と証言した。要求があった日時はよく覚えていないという。 男子生徒が昨年10月11日に自殺した後、学校側が同10月17〜19日に全校生徒を対象に実施したアンケートでは、「恐喝・金品の要求」があったと13人の生徒が答えたが、すべて「伝聞」だった。 1万円の要求とは別に、女子生徒は昨年9月末、トイレで男子生徒が殴られているのを目撃し、担任に助けを求めた。しかし、対応を後回しにされ、別の先生に止めてもらった。このほかにも同級生が馬乗りになって男子生徒を殴ったり、ペンで顔に落書きしたりしているのを見たとも話した。 続きを読むこの記事の続きをお読みい
1954年に吉原治良を中心に関西の美術家が集まって結成した「具体美術協会」(以下「具体」と記す)は、活動の場であった関西においては、よく知られてきた美術団体であり、美術館でもたびたび回顧展が開かれてきた★1。しかし、関東では、戦後日本美術を振り返る展覧会の中で紹介されることが多く、単独の展覧会も開かれてはいるものの★2、活動の一時期のみを扱ったものであり、その活動全体を知る機会がなかったと言ってよい。国立新美術館の《「具体」−ニッポンの前衛 18年の軌跡》展は、そうした「具体」の活動の全容を東京で振り返る初めての展覧会である。 「具体」は、1972年に解散するまでの18年間、実に多様な活動を行なった。機関誌を発行し、野外や舞台で作品を見せ、大阪や東京だけでなく、ニューヨーク、トリノ、パリ等、海外でも展示を行ない、大阪万博にも参加した。初期は、物質、行為、身体、場等への関心を感じさせる作品を
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