Gunma Agricultural Technology Center 群馬県農業技術センター 群馬県伊勢崎市/2013 群馬県農業技術センターは農業に関する研究・実験を行う施設である。群馬県内に分散していた施設を伊勢崎市の研究拠点に統合して、本館・会議棟という二つの棟を新築した。この建築に求められたコンセプトは、単に研究者のための施設というだけでなく、生産者・消費者とともに広く農業について学ぶ「開かれた研究施設」となることであった。デザインの最大の特徴は、建築全体を覆う木造の大屋根です。「大きな木の屋根」をシンボルとしてその下に人々が集う、という空間イメージを目標として、様々な利用者にとって見通しの良い開かれた空間を実現している。大屋根は「格子膜構造」と呼ぶ小断面製材を格子状に組み合わせた架構方法を採用している。格子膜構造とは、木材を幕構造のように鉄骨梁の間に張り渡し、緩やかな懸垂曲面

