「おやすみプンプン」は浅野いにおが2007年からヤングサンデーで連載(2008年のヤンサン休刊に伴いその後はビックコミックスピリッツに移った)された全13巻の作品で、どこにでも居るような男の子、プンプンの半生を描いた物語です。 この作品はよく「鬱漫画」として紹介される事が多いです。 確かにファムファタル・自意識・人間関係・生死・愛、といった重く苦しいテーマを取り扱っている為、読んでいて苦しくなってしまう場面というのは往々にしてありますし、途中で挟まれるペガサス合唱団の話なんかも意味不明で「なんのこっちゃ」といったところで… よくわかんないけど鬱漫画って感じ…と、作品を読み終えて評価している人は多いのではないでしょうか。 しかし、この物語には様々な所に意図や伏線があり、それを全て理解した時に初めて「おやすみプンプン」という作品を楽しめるのではないかと思っています。 自己満足ではありますが、お