国はプラスチックの3R(リデュース=発生抑制、リユース=再使用、リサイクル=再生利用)を推進しており、環境省リサイクル推進室では「ペットボトルのリサイクルは進んでいるが、リデュースはまだまだで、消費者がなるべく使わないようにして生産を抑えていく必要がある」と指摘している。 リサイクル率80%超 業界に戸惑い 持ち運びに便利なペットボトル飲料の生産量は右肩上がりで、清涼飲料のうちペットボトル商品は70%を超えており、リサイクル率も80%以上と高い。このため自動販売機からペットボトルを排除する動きについて、業界団体からは戸惑いの声も上がっている。 飲料メーカーでつくる全国清涼飲料連合会によると、ペットボトルの生産量は平成30年には清涼飲料のうち74・6%を占め、ほとんどの自販機にある。同年までの10年間で、生産量は約1・5倍に増加した。同連合会の広報担当者は自販機からペットボトルが外されること