アメリカの組織立ち上げをして間もないころ、マネージャーがすぐにしたことがあった。 エルゴノミクスコンサルタントを呼んだのだ。 この人、それぞれのエンジニアのキューブに回って、メジャーで体の部位を測る。手の長さとか、足の長さとか。 さらに机の高さとか、モニタの高さとか、隈なくチェックする。 そして、それぞれの人にあったサイズの椅子のカタログを出してきた。 キーボードは机の下から伸びるアーム式のトレイに乗せたほうがいいという。 マネージャーは勿論それに従い、トレイの工事、椅子の購入、モニタの高さ調整などをすぐに行った。 アメリカのことだから、労災で訴えられないようにこういうことは真っ先にやるのだろう。 すこぶる快適で、大変ありがたかった。 で、帰国して日本のオフィス。 すぐにでも訴えたい! とも思ったが、とりあえず我慢してコードを書いていた。 すぐに腰が痛くなり、肩がこる。 上司に、せめて椅子