11月1日,「群衆の叡智」をテーマにしたパネル・ディスカッション「群衆の叡智サミット」が開催された。群衆の叡智(The Wisdom of Crowds)とは梅田望夫氏が次の10年の最重要キーワードとして挙げるなど,新しい価値を生み出していくための方法論あるいは思想として注目されている。パネルでは企業や開発者,研究者,ブロガーなどそれぞれの立場から様々な意見が交わされた。会場の参加者が携帯電話やパソコンでサイトにアクセスし,ある設問についてその場で回答し集計する,といった試みも行われた。 NECの福岡秀幸氏はNECグループ社員が誰でも閲覧できる「イノベーションカフェ」と呼ぶ取り組みを紹介。社内SNSなどにより知恵の共有が行われているという。日本IBMの上條利彦氏は,日本だけでなく世界のIBMで知恵を共有する「Innovation Jam」と呼ぶ取り組みを紹介した(米Business Wee