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日記に関するsimpleplayのブックマーク (3)

  • がんばらないでいい、という思想 - 手にとって確かめられるもの

    以前は「がんばりすぎないようにね」「がんばらなくていいよ」と人に言われても気にしなかった。最近はその言葉を聴くと、すこしつらくなるのを感じる。たぶん、自分が狭量になったんだ、と思う。 がんばらなくていいよ、という言葉で楽になれない。人に「がんばらなくていい」と言われると「いや、頑張るよ」と自分の中で確認し、「いや、頑張るよ」と口に出す。そういう僕を煙たがる人もいる。それでも僕は「いや、頑張るよ」と言う。これは自分にとっては重大な問題なんだ、と。 僕はむかしどこかで聴いたことのある話を思い出す。それは、こんな話だ。 君は、自分の余生を想像する。体調が悪くなり、ずっと病院のベッドで暮らすようになった自分を想像する。とても調子が悪い。目を開けるのもつらいし、隣の病室から耳に入ってくる声は耳障りでしかない。 君には手術が必要だ。 君の近くには医師がいる。自分の手術を引き受けた医師。なぜか部屋は暗い

    がんばらないでいい、という思想 - 手にとって確かめられるもの
  • 善人の世界で生きる人々 - 手にとって確かめられる種類のもの

    -まるで異国のようだ、と僕はおもう まるで異国のようですね、と僕は隣にいる人に声をかける。彼はすこしのあいだ、自分に声が掛けられてることに気付かなかったが、すこしして『そうかもしれないです』と笑顔でこたえる。そうかもしれないです、この店に来るのははじめてですか、と。 そこは関東一円にあるラーメンチェーン店のひとつで、とにかく量が多くてあぶらっこくて、店がせまくて人口密度がたかい店だった。中にいる客はなにもせずに、ただ待っている。べに来ているだけだから、それ以外のことはしないという哲学をもっているようだ。誰もが注文のときになると、ぼくには分からない種類のことばを並べた。にんにくやさいましましからめで。 -彼はなんてもったいないという表情をつくる さきほどの彼がした質問に対し、「数年前に一度きたことがある」とこたえる。「数年前に来たんだけど、もう覚えていないんです、戸惑っています」。彼はなん

    善人の世界で生きる人々 - 手にとって確かめられる種類のもの
    simpleplay
    simpleplay 2010/07/14
    三日くらい前の話。
  • 自分の中の水分を出す - 手にとって確かめられるもの

    僕は日語が苦手だ。なにも考えずに書くと、しょっちゅう「てにをは」を間違えるし、よく的はずれな修飾語がでてきて文章を混乱させる。さらに言うと(自分の文章だからどれだけ言ってもいいので安心だ)、よく主語を抜いたままで話をすすめてしまうし、述語が適切でないこともおうおうにしてある。一度書いた文章を見なおすと、かならず5ヵ所はなんらかの間違いがあって、そしてそれを修正してもまだ数十ヶ所は僕の気付いていない間違いがあるような気がする。 それでも文章を書くことは好きだと最近感じる。自分に伝えられないものを無理して振り絞ろうとすると、なにか今まで気付かなかったものが自分のなかにあるのがわかる。どんなによく絞ったぞうきんでも水分が残っているように。その雑巾はきちきちに絞られてる。 そんな状態なのでどれだけ力を入れてしぼりだそうとしても、それが表現されるかどうかはわからない。実際にはほとんどそれが表出され

    自分の中の水分を出す - 手にとって確かめられるもの
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