最終回となる今回は、NoSQLとRDBのデータ書き込み方法を比較して、それぞれの得意不得意を考えてみます(編集部) データ構造やインデックスを事前に用意 前回は、「NoSQLデータベースでRDBMSの機能を実現する」の後半戦として、RDBなら集計処理やテーブル結合を使って簡単にデータを取得できる場合を想定し、それをNoSQLデータベースで実現するための考え方や方法について説明しました。 NoSQLデータベースにはRDBのように読み取り時にデータを加工する機能はありません。集計や結合といったデータの加工は事前に済ませ、データキャッシュとして保存しておいたものを読み出します。また、キャッシュを格納するための物理的なデータの構造や配置にも気を配らなければなりません。NoSQLデータベースはデータの持ち方で読み出し性能が大きく変わるからです。 第3回で紹介したデータ検索や並べ替えの実現方法も、「転
前回は、NoSQLデータベースを使って、RDBMSが備えるデータの絞り込みや並べ替えの機能を実現する方法を考えてみました。今回は、NoSQLを使いながら、テーブル結合やデータ集計の機能を実現する方法を考えます(編集部) テーブル結合やデータ集計に挑戦 前回は「リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)が提供しているさまざまな読み取り処理の機能を、NoSQLデータベースで実現するには?」をテーマに、KVS型のNoSQLデータベースで検索処理や並べ替えを実現する方法を紹介しました。 分散環境で性能を発揮できるようシンプルさを追求したNoSQLデータベースには、RDBMSのように便利なデータ加工処理機能はありません。RDBMSが相手なら、SQL文を書くだけで簡単に使えた検索処理や並べ替えも、「データベースにお任せ」というわけにはいかず、アプリケーション側での工夫が必要になります。今回も
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