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2015年9月2日のブックマーク (2件)

  • IAとUXデザインの違い

    私の職業を「UXアーキテクト」と説明すると、必ず次に「IA(情報アーキテクチャ)とUXの違いは何?」と尋ねられます。両者には明らかな違いがあるにも関わらず、その境界線は不明確です。どのように説明するべきでしょう? Wikipediaによると、IAは「ユーザビリティを支えるために、ウェブサイトを体系化し、分類するための技術と科学」です。同じソースによると、UXは「人々が製品やシステム、サービスを利用する際の感じ方。利便性、使ったときの心地よさ、システムの効率性(を含む)」とあります。 これらの定義によると、UXはIAを基礎として、これを次のレベルへと押し上げるものと言えます。 IAは構造に関与する IAは比較的古い用語です。ウェブにおいても古くから使われ、技術全般の進歩においても古くから使われ、主にユーザーを案内していくコンテンツの構成や構造に焦点を当てます。デジタルの観点からは、単純なパン

    IAとUXデザインの違い
  • 「生きてるだけですばらしい」が弱者を殺す

    「生きてるだけですばらしい」の氾濫 ときどきネット上で熱く支持され、多くシェアされるのが、子どもや障害者についての「いい話」だ。たいていの反応はポジティブさにあふれている。「感動した」「泣いた」「勇気をもらった」「周囲の人からの愛に気づいた」などなど。ときには、話の中で虐待されたり死んだりしてしまった子ども、あるいは心身障害児・障害者のことに関して「天使」や「天才」とまで称揚するコメントがつくこともある。 そう、確かに、コメントをした彼ら第三者にとっては、話の中の子どもや障害者は「天使」や「天才」といった、とてもよいものに見えたのだろう。「生きてるだけですばらしい」と感じたのだろう。その感じ方自体は否定しないし、他人である私には否定する権利もない。 ただ、たまにだけれど、この弱者についての「すばらしい」という感覚を、目についた弱者やその周囲の人にまで共有させようとする人がいる。さらに悪い場

    「生きてるだけですばらしい」が弱者を殺す