カフェ・コンセール（レ・ザンバサドュールにて）1876-77年頃 紙 モノタイプの上にパステル 37x27cm リヨン美術館 第３回印象派展に出品された作品。カフェ・コンセールにおける、喧噪や賑やかさが表現されている。夏の夕べ、比較的上品なレ・ザンバサドゥールでは、1200人もの観客が野外劇場に繰り出した。この作品においては、モノタイプにパステルで賦彩する技法が用いられている。 1834年、パリにおいて、芸術に熱心な銀行家の息子として生まれる。５人兄弟の長男だった。1855年から、エコール・デ・ボザール（国立美術学校）で学び始め、また、1854年から1859年の間には、定期的にイタリアを訪れ、イタリア絵画の模写研究を行っている。1859年、パリにアトリエを構える。1962年には、マネと知り合い、その後、「カフェ・ゲルボワ」の画家グループに参加するようになる。 第7回展を除き全ての印象派展に出品したため、印象派の画家と見なされているが、
