コンビニエンスストア大手のローソンには、店舗の収益性を低下させる要因をまとめたリスト「ローソン 7つの敵」がある。「弱気発注」や「客層を品揃えに生かせない」「質の高い仮説が立てられない」など、店舗運営における「べからず集」だ。それぞれの“敵”にはキャラクターも設定されている。ローソンは「PRiSM」と呼ぶ業務改革と新しいIT戦略で、この7つの敵の撲滅を目指している。 ローソンの常務執行役員でCIO、ITステーションディレクターを務める横溝陽一氏が2月26日に開催されたSAS Institute Japanのイベントで講演し、同社のIT戦略を説明した。横溝氏はローソンの店舗システムや物流システム、コミュニケーション基盤などを再構築するプロジェクト「ローソン3.0」を進めている。ローソン3.0によって、「選ばれるローソンになる」という目標を掲げるPRiSMを推し進める考えだ。 ローソン3.0の