ずっと真夜中でいいのにと思っている人には申し訳ないが自分はよくないと思っている。 なぜなら日の光を浴びないと人間はすごく鬱々とした状態になってしまうからだ。 二十歳くらいのころ、仕事の都合で極度の昼夜逆転生活を送っていた経験から断言できる。 日が沈んだあとに起きて、日が昇るころに寝るという毎日も最初のうちは楽しいかもしれない。 自分も自転車で夜の街を走り抜けて職場に向かうことにワクワクを感じてもいた。 でもそんな生活を続けていると段々と閉塞感を感じるようになってしまう。 起きても起きてもずっと夜という状態はまるで夜の世界に閉じ込められたように感じてしまい息苦しくなっていく。 少しずつ人間の意欲を奪っていく。 自分は食欲もあんまりわかなくなったし、目覚めるたびに少しずつダルさが増していった。 そして、とにかく天然の日の光を浴びたいと渇望するようになっていった。 僅か数か月の出来事だったが、日